彼は反面教師だ。
He’s a good example of what not to do.
悪い見本として学ぶべき人、「反面教師」は英語では
「a good example of what not to do(何をしないべきかのいい例)」
と言います。
「what not to do」は否定の「名詞句」です。
「名詞句」は本当によく使う、すごく簡単なものです。
「what to do(何をすべきか)」
「where to go(どこに行くべきか)」
のように「疑問詞 to 動詞」の形です。時制の使い分けも、主語も、活用も何もなくてとっても簡単ですね。
たとえば
「I don’t know what to do.(どうしたらいいか分からない=困ってます)」
「I can’t decide what to order.(何を注文すればいいか決められない)」
「Ask him where to go.(どこに行ったらいいか彼に聞いてみて)」
「I don’t know how to say it in English.(英語でどう言ったらいいか分からない)」など。
そして、より珍しいけど、「疑問詞 not to 動詞」と否定の名詞句もあります。
「何をしないべきか」「何をしちゃいけないか」を表すものですね。
そして「a good example of what not to do」は「人」じゃなくても、主語を「It」などにして行動や出来事を表すこともできます。
たとえば
「It’s a good example of what not to do.(その出来事から学べる)」
「That’s a good example of how not to talk to customers.(ダメな接客のいい例だ)」
「That’s a good example of how not to use social media.(SNSの間違った使い方とはこれのことだ)」など。