Nic式英会話のテーマ
1.会話する場面で、考える量をどれだけ減らせるか
2.ネイティブと同じ思考回路で英語を意識すること
ネイティブと何となく会話をするだけの教室とは違って、そして硬い教科書を使って不自然な英語を学ぶのではなくて、Nic式英会話独自のメソッドであっという間に自然で実用的な英語ができるようになります。
Nic式英会話メソッドでは、「英語の神経回路」をしっかり作ります。「英語脳」を作るための「基礎練」「自主練」 を最も重視しています。だから上達します。
英語の神経回路を作ろう
脳には「神経回路」があります。同じ回路を使えば使うほど、その回路が強くなります。そっちに流れやすくなります。例えば、ピアノは毎日繰り返し弾くから上達します。最初は「この指はここ、この指はここ」と意識的に全部考えなければならないけど、同じ動きを繰り返し練習していると、指が勝手に弾いてくれるようになります。「今日の夕飯は何にしようかな」と別のことを考えながらでも弾けてしまいます。
同じ動きを繰り返すことで、脳のたくさんの細胞と指先までの神経細胞の「神経回路」が作られます。簡単に言うと「体が覚える」ということですが、脳と筋肉が1つのネットワークになっていることがポイントです。
英語の場合も、全く同じ原理です。脳と口を1つのネットワークにすれば楽に英語が口から出るようになります。
英語の思考回路は日本語の思考回路とは全く違います。日本語につい惑わされてしまいます。しかし、英語の思考回路に沿って話せば話すほど、そちらが自然になってきます。最初から日本語を考えない「英語脳」が定着します。
自分の「英語脳」の神経回路を切り開いていきましょう!
Nic式英会話メソッドでは、「英語脳」を作るための「基礎練」が満載!だから上達するのです。
楽譜を見るだけのピアノの練習をいくらやっても手が弾けるようにはなりません。英語も同様に、読み書きだけの勉強をいくらやっても話せるようには当然なりません。話せるようになるためには、話すしかありません。
しかし、何でもいいから話せばいい、というわけじゃないです。日本語英語や間違い英語を練習しても逆効果です。ネイティブスピーカーの思考回路に沿って、英語のテンプレートに沿って、発信していく必要があります。
Nic式英会話メソッドでは、英語の思考回路になるように誘導されながら、英語の思考回路に沿って、自分で例文を組み立てていく「練習ドリル」がたくさんあります。この「基礎練」を毎日やることで、英語脳が形成されていきます。
驚くほどすぐ慣れます。そして、生徒さん全員が「本当の英語は日本語から訳すよりもずっと簡単だね!」と口を揃えます。そうなんです、日本語に拘ることが1番足を引っ張っています。「基礎練」を通して「直訳頭」から解放されると、本当に楽になります。お楽しみに!
話す場面で考える量をどれだけ減らせるかが勝負
会話をする場面で、考える余裕はほとんどないです。「何って言うんだろう?」「この文法はどうだったかな?」と考えているうちに、会話がドンドン進んでしまいます。話す場面で考える量をどれだけ減らせるかが勝負です。細かいことを考えずに、シンプルに考えることが欠かせないですね。Nic式英会話メソッドでは、「本番」で考える量をグンっと減らせるコツがいっぱい学べます。
たとえば、
置き換え頭
本や動画で情報を得ることに満足せずに、自分のトレーニングを最優先しよう
日本では、理屈を理解して満足する人が多いですね。理屈を理解して満足するからこそ“知識があってもしゃべれない”現象が起こります。
理屈を理解することはゴールではなくてスタートです。「結婚がゴールだ」という誤解と一緒ですね(笑)。真ゴールは、逆に理屈を考えずに正しく話せること。そうなるためにはspeaking speaking speaking! practice practice practice!あるのみ。
”間違ってもいいからたくさん話すことが大事”には要注意!
もしピアノ教室で「とりあえず無鉄砲に弾いていればそのうち弾けるようになりますよ」と言われたら納得しないですよね? 英会話教室で「間違ってもいいからとりあえずたくさん喋ればいい」と言われて納得するのはやめましょう。実際の会話で、間違いを恐れて黙り込むのはもちろんよくないですが、練習として、適当に話すよりも、正しい英語だけを練習しましょう。テンプレートが必要ですね。間違いを恐れてピアノの発表会に出ないこともおかしいけど、ピアノの発表会に向けて、無鉄砲に弾く練習をするよりは、正しいピアノだけを練習した方が発表会では上手に弾けますよね。
カタマリで覚えましょう。
僕も日本語を覚え始めたときは皆さんと同じように文法中心の勉強方法でした。
例えばすごく簡単な日本語でも、いちいち作るのにた~くさんの文法項目を考えていました。それをやめて「型」や「かたまり」で意識するようになった日からはいきなりすごく簡単に話せるようになったのです。そして、急に上達するスピードがびっくりするほど速くなったのです。
そのコツを是非みなさんにも伝えたいです!
例えば
「行きたくなければ行かなくてもいいよ」
という簡単な日常的な文を作るのに、文法で考えると:
・「行く」の「く」を「き」に置き換えて「たい」を付ける → 行きたい
・「行きたい」の「い」をとって「くない」を付ける → 行きたくない
・「行きたくない」の「い」をとって「ければ」を付ける → 行きたくなければ
そして、
・「行く」の「く」を「か」に置き換えて「ない」を付ける → 行かない
・「行かない」の「い」をとって「くて」を付ける → 行かなくて
・「行かなくて」に「もいい」を付ける → 行かなくてもいい
簡単な日常会話でもたくさんの文法項目を考えなければならないのです。どんなに頭のいい人でも、そんなことを考えながら会話することはできません。
でも、
~たくなければ ~なくてもいい
と「型」で覚えれば、すごく簡単に色々と言えるようになります。
日本語のネイティブである皆さんの頭の中に近いのはどっちらでしょう?やはり「型」の方ですよね?”「行く」の「く」を「か」に置き換えて「たい」を付ける”だなんて考えないですよね?
日本語のネイティブも英語のネイティブも、何語のネイティブも、みんなそうなのです。
誰も文法を考えながら話していません。会話する場面ではできるだけ考えずに話したいですね。
このコツを使えばネイティブのようにあまり考えずに話せてしまうのです!
言い回しはたくさんあるけど、種類は5種類。
例えば、「~たくなければ」には「行き」、「言い」、「飲み」という形の動詞が入ります。
「~なくてもいい」には「行か」、「言わ」、「飲ま」が入ります。他にも、「~してもいい」、「~してはダメ」のように「行って」、「言って」、「飲んで」という形で動詞を使う言い回しもありますね。
これを英語にたとえると、ある言い回しには「原型」がつづいて、ある言い回しには「動詞のing」がつづいて、またある言い回しには「過去分詞(gone/doneなど)」がつづく、と言う考え方になります。「なぜ原型?」、「なぜing?」が分からなくても「これには原型だ」、「これにはingだ」と覚えればいいのです。わざわざ難しく考えるのはやめましょう。
「なぜ?」は語源の話で、言語学者以外の人は考える必要はありません。
英語には言い回しの種類は5種類です
Type 1: 動詞の原型がつづく
Type 2: 名詞・動詞のingがつづく
Type 3: 過去分詞がつづく
Type 4: 文が丸ごとつづく
Type 5: 名詞節がつづく
この5種類の使い方・応用の仕方を覚えておけば、たとえば初めて見る英語でも、「これはType 2だな」、「これはType 4だな」とどの種類かさえ分かればその日からはいきなり使えてしまいます。
なので、各タイプのいくつかの言い回しを覚えておけば、あとは英語の字幕を付けてDVDを観たり、本を読んだりして、簡単に自分でも勉強できるようになります。
そして、「日本語に合わせる」を「英語に合わせる」という頭に変わります。