君がテレビを観ていると私は集中できない。
I can't concentrate with you watching TV.
「I can’t concentrate.(集中できない)」は分かりやすいですね。今回のポイントは、元々完結している文に「+アルファ」を付け足す素晴らしい応用です。「分詞構文」という文法ですが、ニック式英会話では「奇跡の応用」と呼んでいます。
まず、完結している文に「with 名詞」を付け足すことができます。
たとえば
「I went to bed.(寝た)」という完結している文に「with a headache」を付け足して
「I went to bed with a headache.(頭痛で寝込んだ)」、
「I woke up.(起きた)」という完結している文に「with a hangover」を付け足して
「I woke up with a hangover.(起きたら二日酔いだった)」など。
そして、文の最後に「動詞のing形」を付け足すこともできます。
たとえば
「I saw a movie.(映画を観た)」という完結している文に「crying」を付け足して
「I saw a movie crying.(泣きながら映画を観た)」、
「I went to bed.(寝た)」という完結している文に「wearing makeup」を付け足して
「I went to bed wearing makeup.(化粧を付けたまま寝た)」、
「I can’t concentrate.(集中できない)」という完結している文に「watching TV」を付け足して
「I can’t concentrate watching TV.(テレビを観ながらでは集中できない)」など。
上記の例文は「I」以外の人は登場してないので、たとえば「映画を観た」のも自分で「泣いていた」のも自分、「寝た」のも自分で「化粧をしていた」のも自分、「集中できない」のも自分で「テレビを観ている」のも自分ですね。
そこで「あなたがテレビを観ていると私は集中できない」と言いたい場合は「watching TV」の前に「with you」を入れるだけです。
この「with you」は「あなたと」という意味ではなくて、先ほど紹介した「文 +with 名詞」の応用で、「watching TV」の主語として入れているだけです。
このように「文」に2つ以上のものを付け足すことができます。
他にも
「I can’t hear with you talking.(君が喋っていると私は聞こえない)」
「I can’t sleep with him snoring.(彼がイビキをかいていると私は眠れない)」など。
本当に便利な応用なので、ぜひマスターしちゃいましょう!この応用をマスターしたい人はぜひこちらの動画を観てみてください^^
映画やドラマシーン、ビートルズの歌詞、有名な小説などでこの応用が使われていることを確認できます^^