お子さんがいらっしゃるか聞いてもいいですか?
May I ask if you have kids?
今回は「英語の丁寧語」のポイントです。日本語の丁寧語と英語の丁寧語はちょっと違います。日本語では「上下関係」を表す言葉の使い分けがありますね。たとえば「いたす」に対して「なさる」など。
英語にはそういったものはないのですが、日本語と同じように、ダイレクトに質問せずに回りくどく聞くと丁寧になります。日本語の「子供 → お子さん」、「いる → いらっしゃる」のような丁寧語は英語にはなくて「お子さん」でも「kids」で大丈夫ですが、
「Do you have kids?(子供はいますか?)」よりも
「May I ask if you have kids?(子供がいるかどうか聞いてもいい?)」と回りくどく聞いた方が丁寧ですね。
今回のポイントは「May I ask +WH名詞節 ?」という表現です。「WH名詞節」は「where you live」のように「疑問詞 + 肯定文」のような形で、疑問文の形にしないことがポイントです。
たとえば
「May I ask where you live?(どこに住んでいるか聞いてもいいですか?)」
「May I ask what you do?(職業を聞いてもいいですか?)」
「May I ask why you broke up?(別れた理由を聞いてもいいですか?)」
「May I ask how old you are?(何歳か聞いてもいいですか?)」など。
「Where do you live?(どこに住んでいるの?)」
「What do you do?(職業は何ですか?)」
「Why did you break up?(なんで別れたの?)」
「How old are you?(何歳ですか?)」よりは、「May I ask ~?」の方がちょっと遠慮がちな言い方で、特に「これは聞いちゃいけないかな」と思うような内容なら「May I ask ~?」がいいですね。
そして「Are you married?(結婚しているの?)」「Do you have kids?(子供はいるの?)」のように、「what / where」などがない質問もありますね。その場合は「if(かどうか)」の名詞節を使います。
たとえば
「May I ask if you’re married?(結婚されているかどうか聞いてもいいですか?)」
「May I ask if you have kids?(お子さんいらっしゃるか聞いてもいいですか?)」など。
英語の丁寧語を楽に使いこなせたい人は、ぜひこちらの動画をご覧ください^^