パンデミックに疲れた。
I’m pandemic’ed out.
今回のフレーズは面白いですね!正式な英語ではないのですが、このような表現をすることが実は多いです。
まず、「out」には「マックスになっている」「~し切っている」という意味があります。
たとえば、お馴染みの「It sold out.(売り切れた)」もそうですね。
It sold.
(売れた)
It sold out.
(売り切れた)
他にも、
I’m tired.
(疲れている)
I’m tired out.
(疲れ切っている)
I’m stressed.
(ストレスが溜まっている)
I’m stressed out.
(ストレスが限界まで溜まっている)
こういう使い方が多いのですが、どれも、過去形や過去分詞やedで終わる形容詞に「out」が続いているわけです。
それをモジって、たとえば名詞なのに無理やり「ed」を付けて「I’m ~ed out.」という表現があります。よく使われるのは
I’m coffeed out.
(コーヒーはもうお腹いっぱい、これ以上飲めない)
という言い方です。
そして、「I’m ~ed out」とオリジナルな言い方も自由に作ることができます。
たとえば、僕の両親が僕に会いに来日したときに、東京に来る前に5日間京都に泊まって毎日お寺や神社に行きまくって、東京に来たときに
Where do you want to go? How about Meiji Shrine?
(どこ行きたい?明治神宮はどう?)
と聞いたら、お寺や神社が大好きな70代の母は
I’m templed out.
(お寺はお腹いっぱい)
と言いました。
他にも、
I’m Englished out.
(英語はもうお腹いっぱい)
I’m fished out.
(魚を食べ過ぎたから違う物が食べたい)
書き方は「ed」の前に「’」が入っていたり入ってなかったりします。
そして、パンデミックがもう1年になったので、もうウンザリですよね。長いですよね。最近、よく耳にするのは
I’m pandemic’ed out.
(もうお腹いっぱい、もういいよ、パンデミックに疲れた)