心の声が出ちゃった。
It was a Freudian slip.
文法: 形容詞
「言い間違え」を英語では「a slip of the tongue」と言いますが、このフレーズの「slip」はそれを表しています。「人間は無意識の精神に支配されている」と述べていた、精神分析の生みの親であるジークムント・フロイトは英語では「Sigmund Freud(シグムンド・フロイド)」と言いますが、「Freudian」は「フロイト的な」という意味の形容詞ですね。つまり、「a Freudian slip」は、ただの言い間違えじゃなくて、本音が思わず出ちゃった、心の声がつい出てしまったことを表す表現です。
たとえば「six」と言いたくて「sex」と言ってしまった人に「That’s a Freudian slip!(フロイト的言い間違いだな)」と突っ込みます。つまり、「エロイことをいつも考えているから言い間違えるんだよ!、心の声が出ちゃったんだよ)」と言っている感じですね。この前、うちの生徒さんが「モナコ(国名)」と言いたくて「モナカ(アイス)」と言い間違えたときに「お腹空いているから言っちゃったかも」と言ってましたが、それは立派な「Freudian slip」ですね。