迎え酒だ。
Hair of the dog.
文法:
英語にも「迎え酒」という概念があります!
「迎え酒」は英語で:
Hair of the dog that bit me.
(私を噛んだ犬の毛)
略して:
Hair of the dog.
(犬の毛)
と非常に不思議な表現をします。
この不思議な表現の語源は、イギリスの大昔の狂犬病の治療です。
もちろん効かないと思いますけど、狂犬病の犬に噛まれたら、その噛んだ犬の毛を傷口に入れると狂犬病が防げる、あるいは直せるという民族治療がありました。
「病気の原因である犬の体の一部でその病気を直す」と
「二日酔いの原因であるお酒で二日酔いを直す」
はどちらも同じような概念であることから「迎え酒」を「Hair of the dog」と言うようになったらしい。
「hair of the dog」はちゃんとした文ではなくて、1つの名詞ですが、文にせずにこのまま使います。
たとえば
「朝から飲んでいるの?」と聞かれて
Hair of the dog.
(迎え酒です)
と返したり、
「迎え酒でも飲む?」と提案する場合も
Hair of the dog?
と質問みたいに語尾を上げて言います。