驚くのはまだ早いよ。
You ain't seen nothing yet.
「驚くのはまだ早いよ」は英語では:
You ain’t seen nothing yet.
と言います。
これは完全に決まり文句で、いろんな文法の間違いが入っているけど必ずこう言います。
より正しい英語で言うと:
You haven’t seen anything yet.
(君はまだ何も見てない)
ですね。
❶ 「ain’t」は「be not」、又は完了形の「have not」に代わる荒い言い方です。
・「am not」「is not」「are not」も全部「ain’t」になるし
・「haven’t」「hasn’t」も「ain’t」になります。
つまり、めちゃくちゃ便利なもの!
のはずですが、
「じゃねーよ」のようなニュアンスなのでテレビの前の良い子たちは真似しない方がいいですね。
たとえば
I’m not hungry.
(お腹がすいてない)
I ain’t hungry.
(腹減ってねーよ)
He isn’t my friend.
(彼は私の友達じゃない)
He ain’t my friend.
(彼は俺の友達じゃねーよ)
I haven’t finished.
(まだ終わってない)
I ain’t finished.
(まだ終わってねーよ)
He hasn’t come yet.
(彼はまだ来てない)
He ain’t come yet.
(彼はまだ来てねーし)
❷ 本当は「nothing」じゃなくて「anything」のはずです。
「ain’t(= haven’t)」は既に否定なので、「nothing」を使うと「二重否定」になってしまいます。
正式には
You’ve seen nothing yet.
又は
You haven’t seen anything yet.
のどっちかですね。
❸ ですが、今回の表現は決まり文句なので、必ずこう言います。
厳密には「You haven’t seen anything yet.」ですが、そうは言わないですね。
他にも「ain’t」を使う決まり文句といえば:
It ain’t over till it’s over.
(終わるまで何があるか分からない)
If it ain’t broke, don’t fix it.
(壊れてないものを直すな)