泥だらけで帰ってきた。
He came home covered in mud.
これは「文の最後に+アルファを付け加える」というとっても便利な応用です。
He came home.
(彼が帰ってきた)
という文に
covered in mud.
(泥に覆われて)
を付け加えています。
「cover(覆う)」は動詞ですが、「受け身」の意味を表す「過去分詞」を使っているので「覆われている」と受け身の意味ですね。
これは「分詞構文」という文法ですが、「こういう状態で」という情報を元の文に付け加えるものです。
・受け身じゃない場合は「現在分詞(動詞のing形)」を使います。
たとえば
He came home crying.
(泣きながら帰ってきた)
He came home smelling like alcohol.
(お酒臭い状態で帰ってきた)
I went to bed wearing makeup.
(化粧をつけたまま寝た)
I woke up not knowing where I was.
(目が覚めたら自分がどこにいるか分からなかった)
・受け身なら「過去分詞(done / goneなど)」を使います。
たとえば
He came home fired.
(クビにされて帰ってきた)
He came home dumped.
(振られて帰ってきた)
I watched it dubbed in Japanese.
(日本語に吹き替えられている方を観た = 吹き替え版を観た)
I found him locked out of his room.
(部屋から締め出されている彼を見つけた)
この「分詞構文」という便利な応用は、ニック式英会話では「奇跡の応用」の1つです。
元々完結している文に、他にも「+形容詞」「+ with 名詞」を付け加えることもできます。
たとえば
He came home hungry.
(お腹を空かせて帰ってきた)
I woke up famous.
(朝起きたら有名人になっていた)
I woke up with a hangover.
(朝起きたら二日酔いだった)
I went to bed with a cold.
(風邪で寝込んだ)
更に、それを2つ以上付け加えることもできて、いろんなことが言えてしまいます。
たとえば
I broke my leg +skiing +drunk.
(酔っ払ってスキーしていたら脚が折れた)
Don’t talk +with your mouth +full.
(口がいっぱいの状態で話さないで = 食べているときは喋らないで)
I can’t concentrate +with you +watching TV.
(君がテレビを観ていると私は集中できない)
楽に、そして自然な英語で、いろんなことが言えるようになる「奇跡の応用」をものにしたい人はぜひこちらの動画を観てみてください: