1回慣れてしまえば簡単だよ。
It’s easy once you get used to it.
「〜を1回してしまえば…」は英語では、2つの文を「once」で繋ぎます。
そうなんです、「once」を「if」や「when」と同じ「接続詞」として使います。
・「once」は意味的には「when(~したら・~した時に)」とほぼ同じですが:
「1回してしまえば…」
「〜さえすれば…」
のようなニュアンスになります。
たとえば
It’s easy when you get used to it.
(慣れれば簡単だ)
It’s easy once you get used to it.
(1回慣れてしまえば簡単だ)
We can start when Dave gets here.
(Daveが来たら始められるね)
We can start once Dave gets here.
(Daveさえ来れば始められるね)
・そして「if」「when」と同じように「未来のこと」を未来形にせずに「現在形」で言うので注意しましょう。
「once」に続く文は現在形ですが、もう1つの文は普通に未来形です。
たとえば
He’ll settle down once he gets married.
(彼も1回結婚してしまえば落ち着くだろう)
It’ll be OK once I get my license.
(免許さえとっちゃえば大丈夫でしょう)
・もう1つの大事なポイントは「be used to it」と「get used to it」の違いです。
「be」は「状態」
「get」は「変化」
を表します。
たとえば
be sick(病気である・風邪を引いている)
get sick(病気になる・風邪を引く)
be lost(迷子である・道に迷っている)
get lost(迷子になる・道に迷う)
be married(結婚している・既婚者である)
get married(結婚する・既婚者になる)
そして、
be used to it(慣れている)(状態)
get used to it(慣れる)(変化)
これを知らない人は多いけど、大事な大事な英語の基礎です。
たとえば
I’m sick.
(病気です、風邪を引いている(状態))
I don’t want to get sick.
(病気になりたくない・風邪を引きたくない(変化))
I’m married.
(結婚してます(状態))
I want to get married.
(結婚したい(変化))
I’m up.
(起きているよ(状態))
Get up!
(起きなさい(変化))
同じように、
I’m used to speaking English.
(英語を話すのに慣れている(状態))
I want to get used to speaking English.
(英語を話すのに慣れたい(変化))
I’m not used to it.
(慣れていない(状態))
Get used to it!
(慣れなさい!(変化))
このほとんど知られてない現象は実は「名詞」にもありますが、また別の動詞を使い分けます!
詳しく知りたい人はぜひこちらのYouTube動画をご覧ください: