話が脱線している。
We're getting off track.
「track」は「線路」という意味で「get off track」が日本語の「(話が)脱線する」と同じ言い方です。
一番よく使われるのは、話が脱線し始めたときに
「We’re getting off track.」です。
「get off track」は目的語を使わない「自動詞」として使うもので、
「話を脱線させる」と「他動詞」なら「derail ~」と別の言い方をします。
「derail」も元々「線路(rail)から脱線する」という意味です。
たとえば
I didn’t say anything because I didn’t want to derail the conversation.
(話を脱線させたくなかったから何も言わなかった)
His outburst derailed the conversation.
(彼の即ギレが話を邪魔した)
ちなみに「be on track」「be back on track」という表現もあります。
同じ「track」のメタファですが、「話が脱線する」と関係ない表現です。
・「be on track」は「正常に線路で走っている」イメージで、
「スケジュール通り」という意味だったり、
「このままいけば~になる」という意味だったりします。
たとえば
The project is on track.
(プロジェクトはスケージュール通り)
He’s on track to win the election.
(このままいけば当選するだろう)
・「be back on track」は、計画などが一時的にトラブっていたけど「再び軌道に戻る」という意味です。
たとえば
There were a few problems but we’re back on track.
(問題もあったけど、再び軌道に戻った)