失って初めてその価値に気づくものだ。
You don't know what you've got till it's gone.
「それが無くなるまで、何を持っているか分からないものだ」という直訳ですが、「失って初めてその価値に気づくものだ」という意味の有名な決まり文句です。
主語は「You」を使っていますが、「you」は「あなた」以外にも、「一般的な主語」として「人は~するものだ」のように使うことも多いです。
たとえば
You learn something everyday.
(人は毎日何かを学ぶものだ)
You never know what’s going to happen.
(何が起こるか分からないものだ)
「what you’ve got」は「what you have」と全く同じです。
たとえば「I have a pen.」と全く同じ意味で「I’ve got a pen.」とも言います。これは「get」の完了形ではなくて「have = ‘ve got」と覚えておきましょう。
「You don’t know what you’ve got」は「何を持っているか分からない」という意味ですが、ここでは「持っているものの価値を知らない」を意味しています。
「till」は「until」と同じ意味で「まで」で、「it’s gone」は「無くなった」ということですね。
この言い方は「物」以外にも「人」に対しても、「状況」や「健康」に対しても使いますが、「what you’ve got」と「it’s gone」をそのまま使います。「who」や「they」などに置き換えたりしないですね。