白髪が増えてきた。
I'm going grey.
「白髪」は「white hair」ではなくて、英語では「grey hair」と言いますが、「白髪になる」は「hair」を付けずに「go grey」と言います。
「grey」は形容詞です。通常は
「be 形容詞」で「状態」、
「get 形容詞」で「変化」を表します。
たとえば
「be sick(病気である・風邪を引いている)」、
「get sick(病気になる・風邪を引く)」、
「be drunk(酔っ払っている状態)」「get drunk(酔っ払う変化)」、
「be married(結婚している・既婚者である)」「get married(結婚する・既婚者になる)」など。
しかし、ある形容詞は「be(状態)」と「go(変化)」を使い分けます。通常「get」を使うところで「go」を使ういくつかの形容詞があります。その形容詞は
「grey(白髪)」
「bald(禿げている)」
「blind(盲目)」
「deaf(難聴)」
「senile(老化現象のボケている)」
「off(食べ物や飲み物が腐っている)」です。
「I’m getting 形容詞(~になりつつある・~になってきた)は本当によく使う表現ですが、今回の「go」を使う形容詞だと「I’m going 形容詞」になります。
たとえば
I’m getting drunk.
(お酒が回り始めた)
I’m getting sick.
(風邪の引き始め)
I’m going deaf.
(耳が遠くなってきた)
I’m going bald.
(禿げてきた)
ちなみに「I get 形容詞 easily.(~になりやすい)」もよく使う表現ですが、今回の「go」を使う形容詞だと「go 形容詞 easily」になります。
たとえば
I get drunk easily.
(酔っ払いやすい)
Food goes off easily in summer.
(夏は食べ物が傷みやすい)