(聞かれるのを・誘われるのを)待ってました!
I thought you’d never ask!
直訳は「もう聞いてこないのかと思っていたよ」ですけど、
誘われるのを待っていてやっと誘われたときに「待ってました!」という感じで使ったり、
又は、何かを聞かれるのを待っていて、誰かがやっと聞いてくれたときに「いいことを聞いてくれた!」という感じで使ったりする決まった表現です。
「’d」は「would」の短縮形ですけど、決まった表現なので
「I thought you would never ask.」
ではなくて、必ず
「I thought you’d never ask.」と言います。
ここでなぜ「would」を使っているか。
これは「仮の話」を表す「仮定法のwould」ではなくて、「過去から見た未来」の「時制の一致のwould」です。
まず、「would」は「will」の過去形です。
「I think + will文」で「予想していること」を表します。
たとえば
I think he will come.
(彼が来ると思うよ)
I think you’ll like it.
(君が気に入ると思うよ)
「過去に予想していたこと」なら「I thought + would文」になります。
「I think」を「I thought」と過去形にすると、つづく文も過去形に合わせないといけなくて、「will」の過去形である「would」を使います。
たとえば
I thought he would come.
(彼が来ると思っていた)
I thought you would like it.
(君が気に入ってくれると思っていた)
会話しているときに細かい文法を考えていられないので、「過去に予想していたこと」は「I thought + would文」だと「パターン」として覚えてしまう方がずっと簡単です。
他にも
I thought I’d get in trouble.
(怒られるのかと思った)
I thought we’d be late.
(遅刻するのかと思っていた)
「時制の一致を合わせる」ポイントは、この「間接話法|ドラマで確認!」の動画をぜひぜひ観てみてください^^