中途半端にやってもしょうがない。
If a job's worth doing, it's worth doing right.
これは決まり文句ですが、子供が親に教えられるような教訓ですね。
「やる価値がある仕事なら、正しくやる価値がある」という直訳で、
「どうせやるならちゃんとやろう」「中途半端にやってもしょうがない」という意味のフレーズですね。
「worth(価値がある)」は形容詞ですが、形容詞では非常に珍しいことに「目的語」が続きます。
たとえば
「It’s worth $500.(500ドルの価値がある)」など。
動詞の場合は「ing形」になります。
たとえば
「It’s worth going.(行く価値がある)」
「It’s worth seeing.(観る価値がある)」
「It’s not worth worrying about.(そのことで心配する価値はない = そのことで心配してもしょうがない)」
「It’s not worth fighting about.(そのことで喧嘩してもしょうがない)」など。
「やってみる価値はある」「待つ甲斐がある」は例外で、
「It’s worth a try.(やってみる価値がある)」
「It’s worth the wait.(待つ甲斐がある)」と言います。
必ず「a try」と「a」、「the wait」と「the」を使います。不思議ですけど、そのまま覚えましょう。
「right」は「正しい・ちゃんとしている」という意味の形容詞で、今回のフレーズのように、文の最後に付け足すことが多いです。
他にも
「I want to do it right.(ちゃんとしたい)」
「Am I saying your name right?(私はあなたの名前をちゃんと言えていますか?)」など。
逆の意味の「wrong(間違っている)」も同じように、文の最後に付け足して
「You’re using it wrong.(使い方を間違えているよ)」
「I slept on my neck wrong.(寝違えた)」
「What am I doing wrong?(何を間違えているんだろう?)」など。