壊れてないものを直すな。
If it ain't broke, don't fix it.
これは超有名な決まり文句ですけど、感覚はちょっと掴みにくいですね。
「壊れてないなら、直そうとするな」
という直訳ですが、
「問題はないのに余計なことをしないで」
「下手に手を出したり余計なことをしたりすると逆に問題を起こしてしまう」
という意味のフレーズです。
会社の上層部の人たちが「机上の空論」で考えた新しいシステムが現場の人たちを困らせているときや、
政府の新しい制度や取り組みが裏目に出たときによく使われるフレーズです。
「ain’t」とは「be not」、又は完了形の「have not」に代わる荒い言い方です。
「am not」「is not」「are not」も全部「ain’t」になるし
「haven’t」「hasn’t」も「ain’t」になります。
そう考えれば非常に便利なもの!
のはずですが、
「じゃねーよ」のようなニュアンスなのでテレビの前の良い子たちは真似しない方がいいですね。
更に「broke」ではなくて「broken」が正しいですね。
これも、荒い英語では「broken」を「broke」と言うこともあります。
正しい英語で言うと:
If it isn’t broken, don’t fix it.
ですが、絶対にはそう言いません。
決まり文句はやはり「決まっている」のです。
同じように、本当は間違っているけど必ずこう言う決まり文句といえば:
You ain’t seen nothing yet.
(驚くのはまだ早いよ)
It ain’t over till it’s over.
(終わるまで何があるか分からない)
Fill ‘er up.
(満タンでお願いします)