できるものなら自分のやったことをなかったことにしたい。
I wish I could take back what I did.
「take back」は「発言などを取り消す」という意味です。必ず「目的語(~を)」が必要ですが、簡単に「it」や「that」を使う、又は「WH名詞節」を使います。
たとえば
「Take that back!(今の言葉を取り消せ)」
「I take back what I said earlier.(先ほど言ったことを取り消します)」など。
発言だけじゃなくて、行為に対しても使います。
たとえば
「If you do this, you can’t take it back.(もしやるなら取り返しはつかないよ)」
「I can’t take back what I did.(自分のやったことは取り返せない)」など。
「I can’t take back what I did.」は「申し訳ありません」のような意味で、やったことの重大さを認めながら謝るときによく使います。
そして「I wish +文」は「~だったらいいのにな」という意味で、実際じゃないことを表します。「実際はそうではない」と分かった上で使う表現です。たとえば「I wish he was single.」は「彼が独身ではない」ことが分かっていて「独身だったらよかったのにな」と残念がる気持ちで言います。英語では「実際じゃないこと」を「仮定法」にして、過去のことじゃないのに過去形で言います。
他にも
「I wish it wasn’t raining.(今雨が降ってなければよかったのにな)」
「I wish I lived in Hawaii.(ハワイに住んでいればいいのにな)」
「I wish I could see you.(君に会えたらいいのにな)」など。
つまり「I wish I could take back what I did.」は「実際は取り消せない、実際は取り返しがつかない」ことを分かった上で使って、簡単に言うと「I can’t take back what I did.」と同じ意味になります。
謝ることがあれば、ぜひ使ってみましょう。
「I hope」と「I wish」の使い分けを海外ドラマ「スーツ」の22場面で確認しましょう!
こちらの動画をぜひご覧ください^^